創作新世界の世界観紹介

○ある神話より

この世界のすべてのものは、神によって造られている。

神はすべてのものに終わりを与えた。

 

平和の創造神である大神MAKEは、争いの起こらない平穏な世界を造った。

妻の守護神MATAとともに、世界に命の種を撒き、各地に国を配置した。

MAKEは、国の平和を祈った証に、各国へ聖地を定めた。

聖地に置かれた守護神たちは、それぞれ任された国の平和を祈り続けている。

 

その世界は長く続いた。

しかし、神はすべてのものに終わりを与えた。

その世界も例外ではなく、永遠に続くことはできなかった。

 

世界の管理者によって造られた雷の精霊RAIが、各国の聖地を制圧しはじめた。

彼によって、多くの守護神たちが命を奪われていく。

 

世界は変わり始めた。

 

 

○世界の構成 

世界の管理者(世界の中心的人物)・・・破壊の女神、創造の女神

世界の管理者を支える第一人者・・・創造神MAKE(大神) 1人

大神に仕え各地を守り続ける存在・・・守護神 20人 創造神によって、自然の力を借りて造られる。

世界の管理者によって造られた使者・・・精霊 現在1人、失敗作の数は明かされていない。

密かに生きる天からの使者・・・天使 1人 神の恩恵を受けた自然物から発生する。神とは離れた存在

創造神や精霊によって造られた生き物・・・動物 転生・変形したり、動物が動物を成すため数は不明確。稀に遺伝子異常によって心を持たず生まれて来る個体も存在する。

 

○動物の生態(心を持つもの)

彼らはそれぞれが異なる形を持つが、交配によって新たな形を生じる事が可能。

遺伝子の合致に失敗した場合は命として確立することはない。

強い遺伝子を持つ者の子はその親と一部分が酷似した姿で発生する。

彼らは親に愛され慈しまれて成長する。成体になった日から死を迎える日まで親を愛し敬い続ける。

実親・拾われ子共に、血のつながりに深く囚われることはあまりない。共生する喜びを一身に受けている。

これらは全て、心を持って生まれてきた個体に限る。


○精霊の繁殖

針のように鋭利な生殖器を持つ。ある一定の段階まで成長しないと生殖器が発生しない。行動に制限をかけないように、普段生殖器は皮膚と同化している。

血のあるところであれば成長し続けられる強力な個体を大量に生体に棲まわせる。

幼生は虫に酷似している。段階的に成長をし、多足だった足は減っていく。

宿主を食い切った後は共食いをして食料を得る。変態を繰り返し、強い者だけが生き残る。

ある一定の段階まで成長した個体は、宿主を食い破り、外の世界へ駆け出していく。

這って行動するのを辞め、地に足を付け歩き始めれば、成体になる日は近い。

最後まで残るのは必ず一体のみに限定される。


○聖地の数・・・21ヶ所

第一の聖地・・・創造の聖地(MATA)

雨の神の歌は、この世界に始まりを告げる。

 

第十八の聖地・・・月の聖地(WOLF)

月光を頼りに生きる、孤独な守護神が聖地を守り続けている。

 

第二十の聖地・・・闇の聖地

全てのものを無に帰す闇の聖地。

守護神の姿はない。

 

第二十一の聖地(命の最終地点)・・・破壊の聖地

全てのものに終わりを与える破壊の聖地。

破壊の聖地には守護神は存在しない。

 

○この世界の掟

聖地の旗の持ち主が、その周辺土地の権力者である。

土地の権利者はその土地の命運を導くものである。